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連載会議の現場

こんにちは、編集Eです。

今回は連載会議について。

写真のように、編集部の棚にふたつの箱が設置されてます。

ネームを箱に提出するというスタイルは、週刊コミックバンチ創刊の20年前から変わっていません。

「少年ジャンプ」からの伝統だとか。

もちろん昨今はWeb上でも閲覧できるようになってるので、箱を廃止した編集部もあるんだろうなと思います。

(バンチは併用してます)

紙で読みたい昔ながらの編集者の私は愛用してます。

毎月ここに漫画家さんと作った渾身のネームを入れていきます。

多い時には十数本集まることも。

提出された全作品を7名の編集者が読み、5段階評価と寸評を評価シートに書き込みます。

当日は独特の緊張感。

「自分の作品の評価は如何に…!」

会議では新人編集もベテラン編集も忖度なくコメントし、

編集者同士の意地と意地のぶつかり合いもあり。

連載会議の醍醐味です。

ここで異彩を放つのが鬼の副編H。

彼の指摘は正論のサバイバルナイフ。

斜め上から切り込んでくるので (本人は正面からだと思ってる) 防御不可能。

編集Hの裁きに導かれたら、自ら進んで「すみません地獄行きます」と言ってしまいそうな圧倒的迫力。

その切れ味と対極にいるのが編集P作。

穏やかなコメントは正に有名パティシエがこしらえた生クリームのよう。

口どけがよく、どんなケーキにも合う上品な甘み。

トラブルも批判も何でも吸収してしまう懐の深さが魅力です。

編集の個性は面白く、毎回議論は白熱します。

さて今月開催された連載会議。

なんとニューフェイス編集KGが提出した作品が連載を獲得しました!

初めて提出した連載ネームにして完成度が高く、驚きました。

今年の夏以降にスタート予定…!

ちなみに編集KGのキャラクターは……すみません、まだ掴みきれてないので連載スタート時に掘り下げます。

(E)