どうにもならないことは、忘れることが幸福だ。
……というドイツの諺があるそうです。年越しは「忘年」をして「新年」を迎えるものかと思いますが、この「忘れる」という脳の機能の重要性を最近ひしひしと感じます。
まとまった時間があると、ついつい過去を振り返ってしまい「自分の人生もう詰んでいる」現実に責め立てられます。苦しみの渦中にあった時の記憶を呼び起こすと、それが今も継続していたら、正気でいられる自信がありません。
前に進むためには適度に「忘れる」ことが必要です。良いことも悪いことも、忘れて、忘れて、たまに思い出すくらいにしておけば、脳の引き出しが空いた分、新しい知識や経験を得られるような気がします。
もちろん決して忘れてはいけない事もあります。
今週1月9日(木)はバンチコミックスの発売日。
「月刊コミックバンチ」連載中、森迫清春先生の『第九身体』第1巻、「Bバンチ」連載中、蒼井たまご先生の『影喰』第1巻がついに発売されます。
2020年もバンチ作品を宜しくお願い申し上げます。
K澤