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藝大読んで恋をしよう

こんにちは、編集Eです。

バンチコミックス7月新刊が発売されました。

ラインナップのテーマは「知らない自分と出会う旅」。(編集TM作)

よくもまあ、この幅広いジャンルの5作品に共通するキャッチコピーを見つけたなと感心しました。

年齢や経験を重ねていくと体も頭も重くなりがちで、なかなか新しい自分に出会えません。意識的にフットワーク軽く新しいことに挑戦していきたいですね!

さて今回ピックアップしてご紹介するのは『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』です。

実は雑誌内のアンケートもよく、コミックスも好調!と終わる要素のない人気作品でしたが、なんと原作エピソードを完全に消化したため、惜しまれながらも全4巻で大団円の完結とあいなりました。パチパチパチ。

もうね、出てくる学生さんがみんなトップアスリートのようにストイックでしかも超優秀。18才から20代前半でしょ。自分の学生時代を思い返してみたけど、同じ学生とは思えない。

壮大な夢や目標をしっかりと自分の言葉で語ることができ、しかもその実現のための努力や挫折を繰り返し…た覚えが1ミリもなくて……反省……ていうか、まぼろし~~~。

今巻のハイライトは藝祭。まさに芸のオリンピック。

こんなハチャメチャで楽しそうな学祭があるっていいなぁ。はめをはずして夢中になれることがあるって羨ましい。

とまあ、メジャーリーグと草野球くらい次元が違い過ぎて…共感というより 「すげー」「ほへー」と珍獣動物園を覗いてるような感じで、ただただ楽しませて頂きました。最後の秘境と言われるだけのことはあります。

唯一 「わかるわかる俺わかるー」となったシーンがこちら。

そう、恋です。 レンのアイです!

「勘違いで好きになっちゃったドッキンコ」とかもう大好物。

天才たちもやっぱり恋はするのね。脳のバグは人類皆平等。

出会いはサークル?バイト?ゼミ?それとも…

ノンノン。

未婚の男女が集まればそこは白いキャンバス。RGBもCMYKも関係ない、感性のおもむくまま好きな色で塗りたくろうぜベイビーリーフ!てなもんです。

はあ……学生時代は24時間恋しかしてなかったなぁエヘヘ。(キャラ崩壊) まじ時間返して

……あの頃の経験と取材をいかして原作でも書いてみようかな。

そんなこんなで『最後の秘境 東京藝大』は天才達の日常から

甘酸っぱい思い出まで、全部ひっくるめて白日のもとに晒してくれる大傑作です。未読の方はぜひこの機会に読んでみてね!

(E)