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ぼくつまの魅力

こんにちは、編集Eです。

本日発売のコミックスから『僕の妻は発達障害』第③巻を紹介します。

最初に言っておきますが、巻を追ってますます面白くなっています。まじで。

結婚後に「発達障害」と診断された夫婦のお話から始まった本作。最新刊は、当事者にとって最も気になる親子の問題と仕事の問題を扱ってみました。

社会一般における「普通」になじまないことによる誤解、差別はどこにでも潜んでいます。

どのお話も綺麗事におさまらない結末で、本を閉じた後も余韻が残る仕上がり。

もちろん担当だから言いますが、3巻まで続けることができて本当に良かった!と心から思う作品です。(1、2巻を買ってくれた皆ありがとう。もちろん4巻も出ます)

「発達障害」という特殊なテーマを描いているにもかかわらず、誰もがどこかしらに共感できる普遍的な物語になったかなと思います。

コミックス見本が編集部に届いてから何回読み直したかわかりません。母親とうまく関係を築けていない息子として、また別の日には子を持つ親として、読むたびに自分の中で新しい発見がありました。

母親の気持ち、店長の気持ち、同僚の気持ち。立場が変われば見え方も変わり、同じ事象から受ける感情は人によって違います。他人を理解しようとしても当然ながら完全に理解することなどできません。「私だけはあなたのことを理解してる」 なんて、実はとんでもない思い上がりなのかもしれません。たとえ親子だとしても。

まだ未読の方がいらっしゃれば、まずは本日発売の3巻からでもいいので読んでみてください。

感想お待ちしております。

【おまけ】

今週より新編集部員が加わりました。

週刊新潮で記者として3年もまれ、念願だったコミックに異動してきた期待の新鋭、さわやか編集S。最年少。

(頭文字が他編集と被るので、新潮のS、白シャツのS、スペシャリストになって欲しいと期待をこめてSとします)

せっかくなので恒例の似顔絵を描いてみました。

なんとなくサイボーグっぽい印象なので、少しメカ風になりました。(30分かけて描きました)

第一印象とても真面目で堅実な青年、仕事ぶりはイチローのようなストイックさを感じさせます。(まだ見てませんが)

その裏にどんな素顔が隠されてるのか…隠されていないのか…今から楽しみです。

さて、この力作イラストですが、本人より「大好きな『東京トイボクシーズ』のうめ先生に描いて欲しいので使用しません」とのこと。残念ですがいい選択です。

(E)