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重版…それは…

こんにちは編集Eです。

『オオカミ部下くんとヒツジ上司さん』第① 巻が発売1ヵ月で重版がかかりました。

すごい。

清水しの先生、担当編集M、おめでとうございます!

設定が秀逸なのは勿論のこと、キャラクター配置もみごと。物語がグイグイ展開していくところもいいですね。

『怪獣自衛隊』に続きバンチコミックス新作が好調で嬉しい限りです。

さて、この「重版」という言葉。

つまり、「コミックスが想定よりも売れて足りない、もっと刷らなきゃ」ということですが、作家さんと担当が喉から手が出るほど欲しい結果なのです。(少なくとも私は)

電子コミックスが好調な今、必ずしも紙のコミックスの売上が全てではないと頭では分かっています。

ですが、いざ 「重版がかかりました」と言われれば、「へー、そう。ふーん」と平静を装っていても心の中では「よっしゃー!うりゃあー!」ってなります。(たぶんMも)

もう、それだけ嬉しいご褒美ですから、連載作品には全て重版かかって欲しい気持ちで書店に送り出しています。連載会議でも「これは面白い。いける!」と自信をもって決定した大切な作品達です。

なので重版がかからないと、本当に悔しいんです。

…でも厳密に言うと悔しいというのも違うか。

なんだか腑に落ちない気持ちで、ずっと頭の中にモヤモヤが続く。なんとかしたいと焦ったり、から回ったり。客観的に理由を分析したいけれど、うまくいかないことが多いですね。

(もちろん漫画家さんはもっともっとだと思うので、日々精進するしかありません)

ちなみに20代の頃、当時の編集長に 「作品の成功は作家の力(手柄)。失敗は編集者の力不足(責任)」と教えられました。

この重版の話は語りたいことがたくさんありますが、ブログでは書ききれない思い。

続きはいつかclubhouseで。

(E)